50代を前に思うこと
2025年になり、50代が目前に迫ってきました。
あと三週間ほどです。
準備はしてきたつもりですが、いよいよだなあという感じです。
実は、50代を前にして、考えていたのと逆だなと思っていることがいくつかあって、今回はそれを書いてみたいと思います。
考えていたのと逆だったこと1 好きなことや個性について
50代になったら、自分の好きなことややりたいこと、個性とかは置き去りにして、周りに合わせて生きることになると思っていました。
20代の頃は、自分の好きなことややりたいこと、個性とかを大切にしようとしていて、30代、40代になると、だんだんそういうものは脇に置いていって、社会の中に溶け込んでいくのだろうなと思っていました。
ところが、実際は逆で、人生も残りどれくらいあるかわからないのだけれど、成瀬は天下を取りに行くの主人公と違って200歳まで生きられるとは思っていないので、多分半分は過ぎただろうし、半分どころか終わりは意外に早く来るかもしれない。そう考えると、自分の好きなことややりたいこと、個性とかを大切にした方がいい、という結論になってきたのです。
逆に、社会の中に溶け込んでいくなんてもったいないし、周りに合わせて生きるのはバカらしいと思うようになりました。
MEMENT MORIという言葉を、真摯に受け止めるような状況や年齢になったとき、人は何を考え、感じるのか、若い頃から興味があったのですが、なってみると、予想と真逆だったので、びっくり。
考えていたのと逆だったこと2 大人になるということ
大人になるということは、子どもの頃の自分を捨て去っていくことだと思っていました。
進歩とか、進化とか、成長とかが、当然と考えられる時代にあって、古い自分は未熟な自分、遅れた自分、だと思っていた節があります。
ところが、最近、同窓会に出てみたり、いろいろな体験をする中で思うことは、実は古い自分こそが土台であって、その上に次の自分があるのだということです。
そして、比べるものではないかもしれませんが、あえて比べてみると、40代で得たものよりも、10代や、それ以前に得たものの方が、今の自分の核を形作っていて、掛け替えのない貴重なものだと思うようになりました。
最近ドラクエIIIをやってみようと思ったのも、そうした考えからです。
ファミコンやゲームなんてやっていた10代の自分は幼かった、という発想から、あの経験こそが自分の土台になった、という発想へと、転換したのだと思います。
これはいろいろなことについて言えて、幼い頃や若い頃に自分が経験したこと、大切にしていたことに、もう一度向き合ってみようという気持ちになりました。
考えていたのと逆だったこと3 親になるということ
親になると、子どものような考え方をしない、大人の考え方をするものだと思っていました。
44歳で長男が生まれて、子育てをし、最近、5歳になった長男が、ちゃんとした会話をできるようになってきて、思うことは、大人になった今こそ、子どもの考え方や立場を理解できるのだということです。
親は大人として、子どもに、未熟な子どもの考え方を正して、大人のなんたるかを教えるものだと、古風ながら、思っていた節があります。
ところが、全然違った。
自分が幼かった頃のことを振り返り、子育てをしていく中で、追体験し、子どもにとって必要なものは何かを、考えるようになりました。
そういえば、私は教員をやっていますので、教員として、子どもに接するときには、自分が中学生や高校生だった頃に、どんなふうに物事を考えていたかを、いつも自分で参照しながらやってきました。
大人になるということは、未熟だった子どもの考え方を克服して、大人になることだと思っていたのですが、年を重ねる度に、子どもの考え方がなぜそうなのかを、より理解できるようになり、理解しようとするようになりました。
これは若い頃は予想していなかったことでした。
大人の側に、子どもの側の考え方や世界観、未熟さを、理解しようとする姿勢があることを、恥ずかしながら、大人になって初めて知りました。
教員という仕事を長く専門にしている身として恥ずかしながら、若い頃に読んだっきり本棚に眠っているルソーの『エミール』を、今年、読み返してみようと思っています。
50代の自分が、世界をどのように捉え、家族とどのように接し、友人と、自分の趣味や個性とどのように向き合っていくのか、実はちょっと楽しみでもあります。
50代といえば、サザエさんのお父さん、波平さんは、54歳なのだそうですね。
これまでは、そういうイメージで、50代を考えていました。
ところが、先日、紅白に出場していた、GLAYのTERUさんやTAKUROさんは、今年で54歳になるそうです。
それもすごいと思いきや、B'zの稲葉浩志さんは、還暦なのだとか。
アーティストと比べてどうだというわけではないのですが、自分も50代を、素敵に楽しめたらいいなと思っています。
50代が、ちょっと楽しみになってきました。