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歴史・世界史 講演会のお知らせ

(兼歴史総合・世界史探究の春季講習)

第一回 19世紀の世界秩序に参入する日本1800~1900

3月21日(金)
13:30-15:00

ナポレオン戦争、アヘン戦争、クリミア戦争と続く一連の動乱、そして第二次産業革命が世界の秩序を大きく変動させた19世紀。変化の中で、日本は欧米列強と不平等条約を結び、急速に変化する国際社会に投げ込まれました。日本は1854年の「日米和親条約」、その後の「日米修好通商条約」を経て、最初は不平等な立場に置かれましたが、明治維新を成し遂げ、近代化を加速させていきます。

その後、日本は周辺国との国境を画定し、日清戦争を経て「下関条約」で台湾を獲得。さらに日露戦争では、列強の仲間入りを果たし、国際的な地位を確立します。義和団戦争では、欧米列強七か国の一員として、日本は中国の清朝と対決し、アジアの新興勢力としての存在感を示しました。

19世紀の激動する世界の中で、日本は国際社会での立場を確立し、近代化を進めました。19世紀の日本と世界の歴史を振り返り、その背景と意味を深く学びましょう。

第二回 2つのアメリカと3つの日本1900~1975

3月24日(月)
13:30-15:00

20世紀に台頭したアメリカ合衆国は、セオドア・ローズベルトとフランクリン・ローズベルトという2人の異なる指導者によって、それぞれ異なる外交政策を展開しました。セオドア・ローズベルトは「棍棒外交」に代表されるように、アメリカの軍事力と影響力を背景に、世界秩序を築くために積極的に介入しました。彼の政策は、覇権主義的な現実主義に基づいており、アメリカが国際社会で積極的な役割を果たすべきだという立場をとりました。

一方、フランクリン・ローズベルトは、第二次世界大戦中、連合国を指導し、自由主義的価値観を守るために戦いました。彼はファシズムやナチズムに立ち向かう一方で、戦後の国際秩序を形成するためにソビエト連邦と協力し、国際連盟の精神を受け継いだ国際協調を目指しました。このように、彼は戦争後の世界を「自由主義陣営」のリーダーとして築くことを目指しましたが、その後の冷戦ではソ連との対立が深まりました。

日本はこのアメリカと向き合いながら、歴史の中で3つの異なる立場を取ってきました。まず、日本は明治維新以降、軍事力と大正デモクラシーに支えられた列強として、国際社会での地位を確立しました。日英同盟や日露戦争を経て、列強の一員としての地位を築きました。しかし、次第に日本は軍国主義的な路線を進み、ファシズム陣営に参加することになります。日独伊三国同盟を結び、第二次世界大戦に突入した日本は、戦後、その敗北とともに新たな立場を迎えることとなります。

戦後、日本はアメリカとの安全保障条約を結び、平和憲法を土台に経済成長を遂げ、再び国際社会に復帰しました。このように、日本は激動する世界の中で、自らの立場を変えながら生き抜いてきました。こうした変化を通じて、20世紀の日本とアメリカの歴史をどのように理解し、考えていくかを、一緒に学んでいきましょう。

第三回(最終回)私が見た冷戦終結後の世界と日本 1975~2025

3月25日(火)
13:30-15:00

冷戦終結の象徴であるベルリンの壁崩壊、ソ連の解体、湾岸戦争など、1980年代から1990年代にかけて世界は激動の時代を迎えました。私はその時代を中高生として目の当たりにし、歴史を学ぶ道を選びました。

その後、冷戦後の国際秩序の中で、中国やインドが台頭し、リーマンショックやアラブの春といった一連の出来事が世界を揺るがしました。また、近年ではロシアのクリミア併合やウクライナの紛争、アメリカと中国の対立など、国際関係は新たな局面を迎えています。これらの変化を通じて、アメリカは新たな内外の顔を見せ、アジアを中心に中国やグローバルサウスの台頭が世界秩序に影響を与えています。

この50年間の現代史を振り返りながら、私たちの時代がどのように形成され、今後日本がどのような立場を取るべきかを一緒に考え、学びましょう。

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